社会起業家とは?②

社会起業家になろう!プロジェクト

2007年09月09日 14:20

前回は、慶応大学の金子教授のお話から、「社会起業家」という一般的な定義を
お話しました。

私、個人としては、少し違う定義をしています。
というか、定義そのものは、それで正しいと思います。
それに、自分なりの見方を付け加えてみようと思います。


NLP(神経言語プログラミング)というコミュニケーションの考え方があります。
その共同開発者っであるアメリカのロバート・ディルツ博士によると、

人間の意識や学習レベルには「ニューロロジカルレベル」と呼ばれる
以下の6つの階層があるそうです。(ちょっと難しそうな話ですね。。。)

①スピリチュアル(誰のために、何のために)

②自己認識(私は誰)

③信念・価値観(なぜそれが大切か)

④能力・戦略(どのようにする)

⑤行動(何をする)

⑥環境・今いる場所(いつ、どこで)


人の考え方は、これらのどのレベルによるかで、その人の行動の選択肢、意味を
変える事ができる、とものです。

例えば、

普通の保険の営業マンが、②自己認識のレベルで「私は保険の営業マン」
としか考えなければ、信念レベルでは「保険は必要だ」、能力・戦略レベルでは、
「どう売ろう」、行動レベルでは、「外回りセールスの繰り返し」、環境のレベルでは
「ノルマをはたせばいい」

ということになってしまいます。

ところが、もし彼が自己認識で「私は保険を通じて、家族の安心や幸せに貢献する
ライフ・アドバイザー」という認識をもてば、

その上位概念①として、「保険で社会に貢献する」という生き方のビジョンにつながる
課も知れないし、それによって③信念・価値観、④とるべき行動と戦略、⑤会社や顧客、
家族における見られ方が、これまでと全く違ったものになってきます。


つまり、生き方の人生のゴールを見つけ、それを実現させるための計画や行動を起こせる
ようになれば、何事にもモチベーションがあがり、
もっと「クオリティ・オブ・ライフ」(人生の質、生き方の満足度)が
高まるはずだ、


と私は考えたのです。

その人の人生を豊かに、充実した時間にするための一つの手段として「社会起業」する
ことはどうですか?、と言いたいのです。

単に起業して儲けるためでもない、
単に社会貢献のためでもない、
残りの人生を充実した、満足度の高いものにするための手段として考えるのです。

「社会起業家になる!」という目標を持つこと自体で、
おそらく、皆さんの意識や考え方や行動が劇的に変わるのではないかと思います。

会社や家族のためにやらせられているのではなく、自分がやりたいことを、自分の
ためにやる!この違いがどれほどのものか、皆さんにも想像できると思います。

目標を明確に持てば、それを実現させるために、脳の潜在意識は働きはじめます。
「この事業を実現させるために必要な資格は何か?人材は誰か?資金はどうする?
家族は応援してくれるか?」って感じですね。


今まで見えなかったものが、どんどん見えてくるようになります。

小さな一人では、何も出来ないかもしれませんが、インターネットの世界では、
リナックス(OS)、ウィキベディア(百科事典)などに代表されるように、ネッワーク
の力、集合知に力によって、数人の天才にも勝る成果をあげています。

小さな”社会起業家”でも、たくさん集まってそれぞれの力を集めれば、すごいことに
なるかもしれない!

自分自身の喜びや満足のため、能力を最大限に発揮しながら、社会をよくしていく。
そんな期待を込めて、この企画を始めました。

ちょっと夢見たいな話と思われるかもしれませんが、
よかったら、みなさんの力を少しかしてください。


おっと!かなり長い日記になってしまいました。
この続きはまた、いづれ。。。。(続く)

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