だから御社所のWebは二度と読む気がしない(戸田覚)

2007年11月05日

仕事と人生に役に立つプチ書評です。
私が別のブログで書いているもので、このブログにも関係ありそうなものを取り上げます。
よかったら書評のブログへもどうぞ。

"http://saito-ringo.at.webry.info"

**************************

WEBサイトは、ネット上に星の数ほどあるけれども、実はあまり読まれていない、
ことが多く、効果的な役割を果たしていない場合があまりにも多い。

多くは、WEB制作会社に委託され、デザインや広告などが優先され、
肝心の文書がおざなりにされているような感じがする。
その結果、あまり読まれないWEBサイトが放置されているのではないか、
というのが本書の趣旨。

たとえ超有名な企業のサイトでさえ、サイトのつくり的にも分かりにくい、文書も
どういう意味なのかわかりにくい・・・というものが多々見受けられる、ことを
実例を使って紹介しつつ、

何回も来てもらえるサイトにするには、特にいい文書で読ませること
が大事だ、と説く。
WEBの制作会社は、サイトのデザインや仕組みは受け持つけれども、
文章はそれほど重視しないところが多い。

文書はやはり、プロの頼むか、自社の社員を鍛えてやるしかない。

情報提供に必要なことは、「すごい!」と思わせること。ユーザーを
ひきつける情報は、質、量、鮮度この3つ!!

ユーザーサイドに立ち、探す時間を短くし、読ませる工夫をする。
動画や写真に過度に頼ることなくつくることが大事。

本書では、制作者側の都合で作られているWEBサイトの様々な問題を指摘し、
じゃ、どうすればいいのか?といった視点で書かれている。

WEBの活用法が分からない人。集客数のわりに売上がイマイチの会社、
SEO対策に限界を感じている人・・・などなどにちょうどいい一冊では
ないだろうか。

[読んでみて]
一般のビギナーの視点で、本書を読んでみると、納得するところがかない多い。
「よくあるQ&A」はあるけれとも、初心者のための基本操作解説がないサイトが多い、
というのもそのとおり。説明も「おいおい、そりゃあんたにゃわかるだろうけど・・」
みたいなものが多いのもそのとおり。
 やっぱり、どんなにきれいな見かけでも、中身が無かったり、申し込みにくかったり、
したら、もうそのサイトへは行かないもんね。

この本を読んで、自分が書いているこの書評のコンテンツについても、
深く考えさせられました。。。。。反省と感謝!
読んでもらえる文章力ってどうすれば身につくのだろうか・・・
★★★★☆


同じカテゴリー(書評(本の紹介))の記事
 脳ってこんなやつだったのか!? (2008-03-31 00:15)
 「システム思考入門」(枝広淳子・小田理一郎) (2008-02-02 14:16)
 グラミン銀行を知っていますか?(坪井ひろみ) (2008-01-15 21:11)
 女性のためのスロービジネス入門(たけながかずこ) (2007-11-11 23:35)
 11月の「社会起業家という生き方講座」予告 (2007-10-29 00:00)
 『成功はゴミ箱の中に』マクドナルド創業者自伝 (2007-10-27 20:27)

Posted by 社会起業家になろう!プロジェクト at 10:23│Comments(0)書評(本の紹介)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。